前線のフォワードとミッドフィルダーのトップ下の3人以外の選手が守備に力を注ぐという守備を最重要視したフォーメーション。
絶対に点を与えないというその姿勢から、カテナチオ(錠をかける)と呼ばれている。
攻撃もカウンターパターンが多く、スピードとパワーを活かした攻撃を展開する。攻撃を組み立てるのがトップ下のミッドフィルダーで、決定的なパスを出すイマジネーションと正確性といったテクニックが要求される。
フォワードはカウンター攻撃を得意とし、必要とあらば2人だけでパスをつなぎからフィニッシュまで持っていく能力が必要。特に右サイドにはパワー、左サイドにはスピードが必要とされる。
守備ではミッドフィルダーの2人とディフェンダーの5人がディフェンスライン全体をカバーをし、ゴールキーパーを含めた8人でゴールを固める。
失点をせず、堅い守備からのカウンター攻撃を成功させるのがこのフォーメーションの特徴。近代サッカーではあまり面白みが無いが、守って勝つのがイタリアの伝統的な戦術のカテナチオである。
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