キーポジション |
|
クラッキ(モデル選手:マルセリーニョ) |
前線で自由を与えられ、トリッキーなドリブル突破、相手の息の根を止めるスルーパス、意表を突いたミドルシュートなどファンタスティックなプレーを見せる。
|
|
ワーキング・ファンタジスタ(モデル選手:コジーニョ) |
高い位置でボールを持てばアタッカー、低い位置だとゲームメーカーとしての役割を果たす。積極的に守備を行い、攻守共にアグレッシブに動くハードワーカー。
|
|
司令塔(モデル選手:ジャミ) |
攻撃のキーパーソンとしての高い戦術眼が求められ、ショートパスからロングフィードまで精度の高いパスを出せる必要がある。
|
|
スピード型ストライカー(モデル選手:アドゥ) |
圧倒的なスピードとチャンスを確実にものにするシュート力が必要。両ウイングや2列目の選手のスペースを作る動きが求められる。
|
バルセロナは2003-04シーズン後半から継続してきた4-3-3を熟成させ、攻守両面でスキがなく、見る者を魅了する攻撃的サッカーを完成させた。
FWとMFが縦横にバランスよく配置できる4-3-3を採用することで高いポゼッションを可能にし、2列目やサイドバックからの積極的な攻撃参加により前線で数的優位を作り出した。
攻撃では3トップを採用することでサイドアタックの厚みを増した。右サイドが運動能力と縦の突破、左サイドとCFとが流動的に動くことによって2列目が飛び込むスペースを作り出している。
中盤にはゲームメークを担当する選手を2人配置して役割を分担することでさらに攻撃の厚みを加えた。また後方に守備専業のフォアリベロを置いてゲームメーカーの守備の負担を減らすことによって、中盤での攻守バランスが取れた布陣となっている。
守備に関しても徹底しており、前線からのプレッシングとディフェンスラインの押し上げ、中盤の2人が相手にプレッシャーを掛けてパスコースを限定させ、フォアリベロが仕留めるという形がきっちりとできあがっていた。
ただあまりにもラインを高く上げて積極的に両サイドバックが攻め上がるため、裏にできるスペースを狙ったカウンターに脆い面も持っていた。魅力的な攻撃サッカーを展開し、圧倒的な強さでリーグを制覇したが、何度かあった敗戦はほとんどこのパターンでの失点によるものだった。
|
 |
|
 |
|
 |
|
0 件のコメント:
コメントを投稿