ブラジル伝統の4バックから3バックに変更し、個人技を活かすブラジルらしいサッカーから勝負に徹するヨーロッパスタイルのサッカーへと方針転換。一部からブラジルらしさが無くなったとシステム批判もあったが、結果的にはブラジルを5度目の世界王者に導くシステムとなった。
3バックへの変更理由としては南米予選で見せた守備の安定感の無さと主力選手のほとんどが欧州リーグでプレーしていたことが挙げられる。しかし急増の3バックと言うこともあり、マークのズレやポジショニングの悪さという課題もあった。そのため攻撃的な両サイドが守備陣に吸収されることが多くなり、表向きは3-5-2だが実質は5-3-2と言った方が正解かもしれない。
攻撃面では前線のトリデンテ(三叉の矛)が抜群のコンビネーションと個人技で得点を量産。柔軟かつスピーディー、テクニカル&パワフル、予想も付かないプレーと自在にポジションを入れ替える息のあったコンビネーションは世界屈指のファンタジーだった。
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