2004-05シーズンのリバプールはリーグ戦では不安定な戦いを見せながらも、欧州カップを下馬評を覆して勝ち上った。
決勝では、試合開始からこれまで機能していたものとは異なるシステムで臨むも、これが裏目に出てしまい、前半だけで3失点を喫してしまう。堅守を誇るチームを相手に3点差は、あまりに絶望的な点差であった。
後半、今まで一度も試したことがない3バックへシステムを変更。これが功を奏し、キャプテン、ヒューズのゴールをきっかけに、わずか6分間で3点差を追いつき、試合を振り出しに戻した。だが、リバプールの反撃もここまで。その後延長戦を含めて相手の猛攻にさらされ、体張った魂のディフェンスとGKのスーパーセーブでPK戦までもつれ込む。そして最終的にPK戦を制したリバプールが奇跡的な優勝を果たした。
欧州カップ決勝という舞台で、3点差を追い付いての劇的勝利という、フットボールの魅力が詰まった試合として、「イスタンブールの奇跡」と呼ばれる。
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