82年のフランス代表はブラジルの黄金の中盤に匹敵するミッドフィルダーを4人配置し、その魅惑的な中盤から「銀の四騎士」「銀の四銃士」と言われた。
四銃士から繰り出される攻撃のハーモニーは繊細で、フランスはリズミカルなパスワークと個人技を活かしたスピーディーな攻撃を仕掛けていた。それはまさに「芸術的で戦闘的、技術的で戦術的」であった。
中でも、トップ下の選手は攻撃を組み立てるだけでなく、自らもゴールする新時代の司令塔として活躍。その様はフランスの将軍「ナポレオン」になぞらえられた。
また中盤の両サイドはリズミカルなパスワークでトップ下の補佐的役割を行い、守備的MFは守備を行いながら攻撃に参加、スムーズな攻撃を展開していた。
チームとしては中盤の攻撃面がクローズアップされるが守備面も強く、機を見ての鋭いカウンターで試合の流れをつかむ事ができるのもこのチームの特徴である。
唯一不安があるとすれば、あまりにも芸術的で繊細なサッカー過ぎるということぐらいか。
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